プロスポーツ選手 Professional Sports Players

Professional Sports Players

こんな仕事内容

野球・相撲・サッカー・ゴルフなどの競技、あるいはチェスや囲碁、将棋などといった試合に、報酬を受けて参加する職業です。観客を満足させたり、勝利して結果を残すことが目標となります。

その他、人手が足りない場合や、引退後には、競技の開催のサポートや、メディアを通じて競技を盛り上げる仕事に従事することもあります。

気になる年収は？

働く地域や競技の種目、成果等によって異なります。プロスポーツ選手の場合、競技の運営団体や、スポンサーとなる企業やそのチームなどに所属したり、フリーで活躍する人もいますが、身体を酷使する競技では共通して、一般的には現役で活躍できるのが、20〜30才代までといわれます。

活躍の環境が整っている競技なら、スター級の選手になることができれば、年俸が数千万円〜数億円規模にまで増え、莫大な報酬を受けられます。

年収のイメージ

ＡＩやロボットに代わる確率

テクノロジーによる影響

競技の環境や用具、あるいはトレーニング環境やメソッドの発達によって、記録が更新されたり、ルールが変更されるなど、新たな境地が開拓される可能性があります。また近年では、新たなジャンルとして「e-sports」が注目され、チェスや囲碁、将棋などの一部のボードーゲームでは、ＡＩがプロと同等の力を発揮するなど、目覚ましい発達が見られます。

その他、ゲームのデバイスやソフト、通信環境の発達で、パソコンやスマートフォンを使った「プロゲーマー」を組織するチームや、それらを支援、推進する企業も増え、莫大な賞金をかけた世界的な大会も開催されています。個人メディアを活用した「配信者」として、広告収入を得る活動も、急速な広がりを見せています。

「働き方」と将来性

スポーツ観戦は日本人の娯楽として生活に根付いており、今後も人々の夢を背負う存在として期待されるでしょう。一方で、景気に左右されやすい職業でもあり、十分な人気が得られないまま、経営に苦戦しているプロスポーツがあるのも実情です。その魅力を、一部のファンだけでなく、広く世間一般にアピールできるようなスター選手の誕生が、どのプロスポーツでも待ち望まれています。

休日は試合日程やトレーニングに左右されます。試合を各地で行うスポーツでは、遠征が続き自宅に帰れないこともあります。ちょっとした怪我や体調不良もパフォーマンスに影響しますし、大きな怪我では選手生命を脅かす危険性もある為、健康管理には注意が必要です。

資格とキャリアステップ

競技にもよりますが、一般的には幼少期から専門的なトレーニングを受ける必要があります。プロチームのエージェントに見込まれれば、非常に早い段階で、小学生〜高校生でスカウトを受け、プロの元で訓練を受け、場合によってはそのまま専属の選手として活躍することができます。

大学や社会人の場合でも、怪我や体調に注意しながらトレーニングを続け、大会やトライアウトに積極的に参加し、高い評価を受けられれば、プロとして活躍する道が開けるでしょう。突然の怪我や所属する組織のトラブルなどで、活躍が危ぶまれたり、いつ引退するかなどといった、「引き際」について考えておくことも重要です。その後の活動についても、ある程度は準備しておいたほうが良いのかも知れません。