主に上場企業を対象とし、企業の財務書類から適切に企業活動が行われているのか監査するのが公認会計士の仕事です。そのほかにも、企業買収に関わるアドバイザリーを行ったり、企業内で財務会計を担当したり、公認会計士の仕事内容は多岐に渡ります。
年収は、勤務先の規模、経験、役職に応じて変動します。
近年は、クラウド会計システムにより社内の財務情報が全てデータ化されており、AIを活用して、監査が出来るようになると思われます。将来的には、公認会計士の業務は監査よりも、より経営に近いアドバイザリー業務にシフトするだろうと思われます。
将来的に一部の監査業務がAIに代替される可能性がありますが、むしろ働きやすくなり、顧客への会計に関する状況説明や、問題点の判断などの面で、貴重な存在になるでしょう。
またCFOなど企業での人材ニーズの高まりから、監査法人や会計事務所で勤務後、一般企業へ転職する人も増えてきています。またコンサルティング会社や会計事務所を開業するパターンもあり、自身の特性に合わせて様々な働き方が考えられます。
公認会計士になるには、「公認会計士・監査審査会」が実施する“資格試験”に合格した後に、一定年数の“実務経験”を積む必要がある為、ほとんどの人が、「監査法人」と呼ばれる、公認会計士で組織された会計事務所へ就職するようです。
その後、「会計教育研修機構」が実施する“実務補習”を終了し、要件を満たした後、定められた“開業登録手続き”を経て、晴れて公認会計士として認められます。