ユーザーや顧客のニーズ、マーケティング分析を踏まえ、それをソフトウェアに落とし込む一連のプロセスに携わります。基本的には営業から始まり、納品、その後の保守(メンテナンス)となっています。
ソフトウェア開発で作られる製品は、システムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、組込みシステムの3つに分けられます。
働く地域や会社の規模、資格・経歴や役職、成果等によって異なります。ソフトウェア開発者の場合、地域に関しては、都会、特に東京都の給与が高い傾向にあるようです。平均給与は他の業界よりも高い傾向があり、求人のほとんどが正社員での募集となっているようで、雇用待遇は良いようです。
役職に関しては、「アーキテクト」と呼ばれる「ソフトウェアの設計者」であれば、さらに給与が伸びます。また技術面では、「Swift」と呼ばれる、Apple社が自社で開発し導入しているプログラミング言語が扱えると、給与が高まる傾向にあるようです。
AIに代替される可能性はそれほど高くないようですが、部分的には、例えば単純なコードの繰り返しや配列であれば、簡単に置き換わる可能性はあるでしょう。
逆に、技術革新によって新たな表現技法ができたり、発信できるメディアが広がれば、そちら側での需要は残り続け、あるいは増えるはずです。例えば、ソフトウェアの活用に関する業務であったり、ソフトウェア自体の設計などです。
近年では組織的にソフトウェアを製作する為の「Github」のようなクラウド上のプラットフォームやオープンソースが用意され、開発環境での活用が進んでいます。
経験を積んだ技術者であれば、ウェブ上での様々なコミュニケーションを通じて「リモートワーク」が可能になり、実際に移動したりするコストが省けるので、積極的に採用されています。
関連する国家資格としては、「応用情報技術者試験」などがあります。資格を持つ事がスキルを示す有効な手段の1つであることは確かですが、日本におけるIT系の国家資格は、この数十年ほどの間に何度も改正され、資格の区分が再編されて名称が変わるなどを繰り返しています。
その為、それぞれの資格の有効性がわかりづらく、キャリア形成の為のこれといった資格が認知されにくいのが実情だと思われます。ですので、関連する専門学校や大学の過程を修了したり、その他の手段でプログラミングを学び、着実な実績を積み重ね、特定のプログラミング言語を習熟するなど、経歴を充実させる方法も有効でしょう。
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