マーケティング担当者 Marketing Specialist

Marketing Specialist

こんな仕事内容

企業などの要求に合わせて、対象とする領域（マーケット）を調査し、それらの結果を分析し、顧客へ活用の提案などをします。

例えば、直接的な「売れる仕組みづくり」であったり、効果的な「広告・宣伝」を企画するなど、業務は様々です。

気になる年収は？

働く地域や会社の規模、資格・経歴や役職、成果等によって異なります。マーケティング業界の場合、顧客の売り上げに直結する「売れる仕組みづくり」に積極的に取り組むことが重要になります。

例えば、アメリカを中心とした外資系企業や、日本の金融系、ＩＴ系の業界ではその傾向が強く、経験と実績を積みつつ、役職のステップアップが実現すれば、さらに年収は伸びるでしょう。

年収のイメージ

ＡＩやロボットに代わる確率

テクノロジーによる影響

現時点でＡＩ、特にディープランニングにおける画像認識技術の発達により、取り込めるデータが量、質ともに大きく変化しています。

また、消費と流通が、ハードウェアの発達やネットワークの普及によって多様化し、マーケットが複雑化しているため、目標の設定がより限定的で具体的になり、細やかさと正確さが要求されています。

今後はさらに、そうしたビッグデータを扱う能力、収集や解析から活用に到るまで、専門的に取り組むことが重要になるでしょう。

「働き方」と将来性

現状、マーケティング業界の売り上げは伸びているようですが、激化する経済的な競争の中で、直接的な「売れる仕組みづくり」に、テクノロジーを用いて効果的にコミットすることが課題となっています。今後もこの傾向が続くと思われます。

資格とキャリアステップ

必要な資格は特にありませんが、役職として注目を集めるているのは「最高マーケティング責任者（ＣＭＯ）」のようです。マーケティングを「売れる仕組みづくり」と捉え、アメリカではメジャーな役職のようですが、日本の現状では、外資系やＩＴ系企業などの限られた業界に見られるようで、今後の発展が期待されています。他方で、ＣＭＯを置かない企業は、マーケティングを「広告・宣伝」として捉える傾向があるようで、そこでは「ブランドマネージャー」が役職として注目されるです。

このような役職の違いからもわかるように、就職する企業がマーケティングをどのように捉え活用しているのか、必要な能力がどのようなものなのかも、事前に調べておく必要がありそうです。企業内部での段階的なステップアップ、転職によるステップアップ、それらを基礎に独立する道も可能性としてありますが、いずれにしても地道な実績を積み重ねた上で、ご自身の個性と企業の要求に合わせた方針を打ち出す必要があります。