adhdの自分には適職がない、そんな風に自分のことを感じてしまうことはないでしょうか。不注意でついつい焦ってミスをしてしまったり、自分では気を付けているつもりでも上手くいかなかったり。そんなことが続いていると、仕事への自信を失くしてしまうかもしれません。今日はそんなadhd不注意優勢型の方にお勧めの適職を紹介します。
adhdは、不注意、多動性、衝動性などがある脳の機能障害と言われています。その中でも、特に不注意性が高い方を不注意優勢型と言います。 adhd不注意優勢型の場合は、簡単なミスを繰り返してしまったり、本人は気を付けているつもりでも、忘れものをしてしまうなど、仕事をする上で 様々な困難を抱える可能性があります。また二次障害として、仕事ができないことによるうつ病、適応障害などが発生する可能性もあります。
adhd不注意優勢型に当てはまる人の場合は、特性を活かした仕事を考える必要があります。細かい作業などがなく、また独創性を活かせる仕事が向いています。
イラストやグラフィックデザインなど、その人の個性が出せる仕事は向いています。ただし、企業内などでデザイナーをする場合は、 制約が多いために、誰かにやとわれるよりもフリーで活躍する方が向いているといえます。
動画クリエイターなど、ものつくり、作品つくりの仕事は、個性を発揮できるadhdの方に向いている仕事といえます。発達障害の人は、普通の人には ない感性をもっています。クリエイターとしてその感性で突き抜けた作品を作ることができるでしょう。
ミュージシャンも向いている仕事の内の一つです。音楽で偉大な才能を発揮している人の中には、発達障害を公言している方も多くいます。ミュージシャンであれば、例えミスをしたとしても、人命などに関わる可能性もありません。
発達障害の方は、特定の分野について素晴らしい集中力を発揮することは珍しくありません。一つの物事と深く向き合い成果をだす研究者は、向いているお仕事だといえます。またじっくり取り組む研究分野であれば不注意優勢型でもデメリットをカバーしながら働けます
本人の個性が演技力に反映される俳優は、発達障害の方には向いているお仕事だといえます。細かい作業は必要なく、自分自身の持ち味を活かしていくことで、活躍していくことができます。
adhd不注意優勢型の人は、マルチタスクや注意力を求められる仕事は避けたほうが良いでしょう。事務職だったり、ミスへのリスクが高い医療計などの仕事は向いていません。
事務職はマルチタスクを求められたり、正確な作業を求められることが多いため、発達障害の方には向いていないでしょう。もし事務職に着く場合は、しっかりと手順をルーティン化して取り組むことが大切です。
正確な作業とマニュアル通りに手際よく取り組む必要があるため、公務員は発達障害の方には向いていません。もし公務員として働くなら、事務などの作業ができるだけ少ない職種を選びましょう。
医療・福祉系のお仕事は、一つのミスが大きなリスクに繋がるため、不注意優勢型の発達障害には向いていません。どうしても医療・福祉系で働く場合は、現場から離れた職場で働くようにするといいでしょう。
電気、水道など、インフラに関わる仕事は、ひとつのミスへのリスクが大きいため、発達障害の方は避けた方がいいでしょう。働く場合は、1人ではなくチームで作業できる職場を選ぶようにしましょう。
飲食業、サービス業など、忙しくマルチタスクが求められる職場は、発達障害の方には難しいでしょう。もし働く場合はできるだけ人員に余裕があり、ゆっくりと丁寧なサービスを提供している職場を選ぶようにしましょう。
adhd不注意優勢型の人は、発想力や独創性を活かした職業が適職として考えられるでしょう。また、注意力が必要な職業は、事故を防ぐため、避けることをおすすめします。
しかし、ここで挙げた適職や避けるべき職業はあくまでも参考の一つでしかありません。ここで挙げたものを参考にしていただきながら、 周りの人や就職先の方々などと、「どうすればミスを回避できるか」などをよく相談したり、持ち前の発想力で考えたりしながら、 ご自身の希望の職業に就いていただきたいと願っております。
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