【コラム】就活生向け - 就活で成功するための4つのこと -

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1. 就社ではなく就職しよう

安定した待遇を手にいれる代わりに、会社に自分の人生を預けて、会社の言うがままに、働くことを「就社」と呼びます。

特に大企業では、定年までその会社で働き続けることが多く、その傾向が高いです。

給与が高く、福利厚生も整っていて、みんなが知っているような、安定した大企業に入社したいと思っている就活生は現在も多いです。

しかし、市場の変化や技術革新の変化により、現在、優良企業だったとしても、10年後、会社が倒産するリスクはどの企業にもあります。

銀行や証券会社、保険会社は現在も人気業界ですが、Fintecなどの新しいテクノロジーにより、徐々に業務が侵食されています。

また、同様に自動車業界も人気業界ですが、EV、自動運転、シェアリングが一般的になると、業界の勢力図も一変する可能性があります。

入社する会社に自分の人生を預けるのではなく、入社する会社の職に就くことを目的としてください。

2. 知名度が高い人気企業への応募は慎重に

旅行会社、大手総合商社、広告代理店、マスコミ、食品会社など知名度が高い人気企業は、毎年、数万件のエントリーがあります。

これらの業界に共通するのが、華がある、合コンでモテるなどの「世間からのイメージ」「B to C」企業だということです。

一般消費者向けにビジネスをしているB to C企業はCMや広告の影響により、世間への認知度が高く、就活生からの非常に人気があります。

その分、競争倍率も非常に高く、内定を獲得するまで他の多くの就活生との競争に勝たなければなりません。

就活は限られた時間の中で、いかに効率良く希望する企業から内定を獲得する必要があります。人気企業への応募や選考に時間をかけすぎてしまい 貴重な時間や労力を消耗しないよう気をつけましょう。

3. B to B企業、中堅中小の優良企業は狙い目

B to B企業は企業向けにビジネスをしている会社です。そもそもCMや広告にお金をかける必要が無いため、一般的に知名度が低いです。

しかし、ニッチな業界で高いシェアを有していたり、海外でブランドを確率しているB to B企業は多く存在します。

また成長著しい、ベンチャー企業は、能力さえああれば、年齢関係なしに、20代でも役職に就いたり役員になることも可能です。

株やストックオプションを付与があれば、上場するタイミングで大金を手にいれることも可能です。

上記のような企業は、リクナビやOfferBoxなど就活生が利用しているツールを導入していないケースがあるので,実際に企業のホームページでチェックして、会社説明会や選考情報をチェックしましょう。

企業研究は、「就活四季報 優良・中堅企業版」がお勧めです。

4. 自分の価値観を優先する

就職活動が終盤になると、複数社内定を獲得して、どの企業に入社するか迷う場面があります。

ここで注意するのが、どの企業に入社するか判断する時に、周りの価値観に流されて入社を決めないことです。


「親が勧めているから」
「知名度が高いから」
「給与が良さそうだから」
このような、外的要因や他人の価値観によらず、自分の直感や勘で決めてください。この人たちと働きたい、こんな仕事がしてみたい、ワクワクしそう などの理由で問題ありません。

これまでの人生の中で、高校受験にしても大学受験にしても、自分の偏差値や成績の中で最も偏差値が高いところを選択してきた と思います。

しかし、就職に関しては、内定を獲得した企業の中で、「一番知名度の高い会社に入社すること=成功」ではありません。

入社時に花形だった業界も数十年後、斜陽産業になることもあります。また就社をしてしまい、長年組織の中で自分の存在を見出せず、うつ病になってしまう人も多くいます。

周りの価値観や外的要因に流されず、自分の人生を自ら切り開いていく覚悟を持ってください。

そうすればきっと長い仕事人生の中で成功することができるでしょう。