仕事は人生で多くの時間を費やすものですが、どういう職業が自分に合っているのかいまいちわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが適職診断です。
適職診断は、質問に答える事で自分の適職や長所や短所、性格などを知ることができる診断です。多くの適職診断は、統計学や心理学をベースに作られており、自分の特性を客観的に把握し、就職活動や転職活動に活用することができます。
本記事では、無料で登録なしで使えるおすすめの適職診断や診断結果の活かし方を紹介します。適職診断を活用し、ぜひ自分の理想にあった仕事を見つけて下さい。
適職診断とは、統計学や心理学に基づいた分析により、自分に合った仕事や、長所・短所などを示してくれる診断です。適職診断には無料のもの、有料のもの、ユーザー登録が必要になるものなど様々なものがあります。
適職診断には様々な種類のものがありますが、ここでは、ユーザー登録なしで無料で利用できる、おすすめの適職診断を8つ紹介します。
求人ボックスの適職診断は、簡単な30問の質問に答える事で、自分の性格のタイプや強み・弱み、向いている職種を知ることができます。
診断内容は心理学、統計学に基づいたものとなっており、利用者の性格傾向を12種類のいずれかに分類します。
また、協調性、誠実性、外向性、情動性、創造性という5つの基本的な性格要素のパラメーターがグラフで表示され、強みを発揮しやすい職種を視覚的に知ることができます。
自分の長所、短所が職場でどのように作用するのか具体的な説明があり、適職の候補も複数知れるため、自己理解を深めたい、自分の適職について見当をつけたい、働き方のイメージをつかみたい、という方におすすめです。
マナビジョンでは、性格診断と適性診断の2種類の診断サービスを利用できます。
診断は、それぞれ10問の質問で構成されています。性格診断は利用者の性格から適職を、適性診断は利用者の興味・関心や得意な事から適職を割り出すコンセプトとなっています。
診断結果は、適職の他に、利用者のタイプが表示されます。利用者のタイプには、詳細な説明とレーダーチャートが付いており、自分の性格傾向、強み・弱みを一目で把握することができます。
性格と資質、ふたつの見地から適職を判断したい方におすすめです。
キャリアインデックスの診断サービスでは「仕事における価値観」、「日常における価値観」や、「自己PRに使えそうな長所・短所」を把握できます。
診断は、39問の質問で構成されています。診断結果には「自分の性格と傾向」、「ビジネスにおける強み」、「仕事に求めるもの」の3要素についての説明がグラフやレーダーチャートと共に表示されます。
適職に加え、「自分がどういう人間なのか」を把握する事にも適しています。
自分の強みといったプラス面の要素だけではなく、自分の弱み・性格上の欠点などマイナス面の要素についても詳しく掘り下げられているため、自己理解を深めることに役立ちます。
就活や転職活動をする前に、自分自身のことを知りたいという方にもおすすめしたい診断です。
女の転職typeのイイ仕事ミイつけよう診断は、キャリアに悩む女性向けの診断となっています。11個の質問に答えるだけで、自分に合う職業・職場を診断することができます。
質問内容は、希望の労働環境や給与額など、条件に関するものが多く含まれており、ワークライフバランスなど、自分が仕事に対して何を望んでいるかを知るきっかけになります。
診断結果には、「活かせるスキル」と「向いている職種」、「おすすめの求人情報へのリンク」も表示されるため、そのまま求人を申し込むことが可能です。
自己分析・自己理解に合わせて、自分の希望に沿った求人を探したい、という女性の方に最適です。
リクナビNEXTの診断サービスでは、全22問の質問に答えることで「仕事選びの価値観」と「あなたの隠れた性格」を知ることができます。
質問内容は「どういった環境で働きたいか」、「子供の頃はどういう性格だったか」の2種類になっており、診断結果には、自分が仕事をする上で大切にしたい価値観、自分の隠れた性格も表示されます。
自分が仕事・職場に何を求めるのかをはっきりさせたい、自分の性格を先入観にとらわれずに見つめ直してみたい、という方におすすめです。
VCAP適職診断は、心理学(交流分析)で用いられるエゴグラムという性格診断法を取り入れた診断サービスです。全60問の質問で構成されており、利用者を「エネルギー過剰タイプ」「出世狙いタイプ」「ライフスタイル自在タイプ」など200種類以上の性格タイプに分類します。
診断結果では、性格タイプ、職業適性、他人からの評価、目標とすべきタイプなどの情報が表示されます。
VCAP適職診断は、自己理解を深めたい方、自分に適した職業・ポジションを知りたい方、仕事での立ち回りを知りたい方におすすめです。
dodaの適職診断は、60の質問に答える事で「仕事探しの軸」や「今の仕事への満足度」を知ることが出来る診断です。
診断では、今の自分にとってどんな仕事環境が必要か、自分の仕事タイプや、今の仕事への満足度、おすすめの働き方やアドバイスを知ることができます。
診断だけでなく、働き方へのアドバイスも貰えるため、自己分析に苦手意識がある方、自分に合う転職先の探し方が分からない方、現状の働き方に違和感がある方におすすめです。
適職診断NAVIは、35問の質問に答える事で「自分の性格」、「キャリアの中で大切にしている価値観」、「思考スタイル」の3要素と、それらを踏まえた上での適職の候補が分かります。
診断結果は、グラフやレーダーチャートで表示され、自分の強み、弱み、適性を視覚的に把握することができます。
診断結果画面には、専用のURLが割り当てられており、そのURLを控えておく事で自分の診断結果をいつでも見直すことができるのも特徴です。
自分の強み・弱みを確認したい方、向いている職業を知りたい方などに向いている診断です。
また、利用者の診断結果に応じた支援サービスも合わせて表示されるため、支援を受けながら転職活動を進めたいという方にもおすすめです。
適職診断は、受けて終わりではなく、就活や転職活動に活用することが大切です。ここでは適職診断を活用するポイントについてお伝えします。
適職診断を受けて自分の特性を把握したら、自分に合いそうな求人を探してみましょう。
例えば、細かい作業が向いていると診断された場合には事務の仕事、話すのが好きなら営業の仕事など、自分に合った仕事をの求人を探してみて下さい。自分の特性に合わせて求人を探してみることで、様々な仕事を知るきっかけになり、働くイメージを持つことができます。
適職診断は、一つの診断だけでなく、複数の診断を受けることで、自分自身の適性や適職をより正確に把握することができます。
診断は、心理学、統計に基づき設計されていますが、実際の診断内容や判定の尺度はものによって様々です。そのため、診断結果にはばらつきがあります。
複数の診断を組み合わせ、共通する事項を探してみたり、価値観や働き方といった様々な要素の診断を組み合わせることで、色々な角度から自分の仕事への適性を知ることができます。
適職診断の結果は、自分の長所や短所、好き嫌いを軸に掛け合わせると、より就職活動に活かすことができます。
自分の長所と好きな仕事が一致すれば一番ですが、実際には長所と好きなことが一致しなかったり、自分では嫌いでも、能力としてはできる仕事に就くということもあります。
適職診断の結果を元に、自分がどんな価値観を大切にしたいかを考え、その価値観に合った仕事を様々な軸で探すことで、満足度の高い転職・就職ができるでしょう。
Q.適職診断は正確ですか?
A.多くの適職診断は統計学や心理学をベースに設計されているため、ベースとなる診断基準に正確さは左右されます。それぞれの適職診断が何をベースに設計されているかを元に、正確さを判断するといいでしょう。
Q.適職診断で出た仕事に就かないと上手くいかないでしょうか?
A.適職診断で判断された仕事は、あくまでそれぞれの診断ロジックに基づいたものです。そのため、その仕事に就かなければ上手くいかないという事を断定するものではありません。あくまでも自分を知る為の判断基準にするといいでしょう。
Q.適職診断の結果が変わることはありますか?
A.生活を営んでいく中で価値観が変わる事により、適職診断の結果は受けるタイミングによって変化することもあり得ます。久しぶりに転職活動をするなど、以前受けた時からブランクがある方は、再度診断を受けてみるといいでしょう。
本記事では、無料で登録不要の適職診断や適職診断の活用方法について紹介してきました。
適職診断には様々な種類があり、それぞれ特徴があります。本記事を参考に、自分に合った適職診断を受けていただき、自分の長所や短所、価値観や性格を把握し、就職活動や転職活動に役立ててみて下さい。
パーソルキャリア(doda)
求人開拓力と粘り強い情報収集により、求職者の満足度が高い、人気転職エージェント