突然ですが、下記の質問にいくつ当てはまるか考えてみてください。
1. 仕事の納期や締め切りは必ず守る
2. スケジュールを詰めすぎてしまう
3. 何事も凝り性で徹底的にやってしまう
4. 渋滞に巻き込まれるとイライラする
5. 休みの日でも、つい仕事をしてしまう
上記質問の「Yes」の回答が多い人ほどタイプA的特徴を備えています。
アメリカの医師(Friedman,Rosenman)が心疾患に罹りやすい人の特徴を研究したところ、ある特定の行動パターンがあることに気がつきました。
それは、先ほどの質問に関わる行動です。あなたは、話し方が遅かったり、声が小さい相手に対して、話を遮って割り込むことはありませんか?
タイプA(Aggressive)の人は常に、時間に追われていて、ものごとは全て早く、急ぎで行わないといけないと思っています。また「押しが強く攻撃的」、「競争的」などの特徴もあります。
一方、タイプAの人は、目標達成能力が高く、職業上の成功を納めている人が多くいます。
組織の中で、与えられた仕事に対する強いコミットを持っており、高い業績を上げることができます。組織内で役職に就かれている方も多いでしょう。
タイプAの人は自分だけではなく、周りに対しても要求が高く、無意識に相手にプレッシャーを与えてしまう傾向があります。
あなたが部下を持つマネージャーであれば、部下から有能な上司だと認められていますが、あなたからのプレッシャーでストレスを感じているかもしれません。
適度なプレッシャーなら問題ありませんが、過度なプレッシャーを与えてしまうと、心身とも病んでしまうかもしれません。
タイプAの人は定型的な仕事を効率よくテキパキとこなしていけるため、人よりも量をこなすことができます。しかしそれによって犠牲になるのが、創造性です。
創造性は、仕事とは全く関係のない無駄なことや、遊びの中から生まれます。
タイプAの人は、効率を追求するために、無駄なことを嫌う傾向があるため、創造性が欠如してしまいます。
タイプAの人は、目の前のタスクに集中するあまり、身体が発信する信号に鈍感になりがちです。
特に罹りやすい、健康リスクは心疾患です。心疾患とは、心臓に起こる病気の総称で、心筋梗塞や狭心症などが挙げられます。
タイプAの人は血圧が高く、喫煙、大量飲酒、睡眠不足などの不健康な行動を取りやすい傾向があります。それに伴い、心疾患に罹りやすいという研究結果となっています。
タイプA行動は遺伝的に生まれ持った気質や性格が関係しています。そのため、性格を変えることはできませんが、考え方を見直したり、新しい習慣を手に入れることで 少しずつタイプA行動を改善することができます。
例えば、瞑想やヨガなどで興奮した交感神経を抑え、自律神経を整えることができます。また、あえて空白のスケジュールを作り、心に余裕をもつことも大切です。心身共健康に保つことで、更に仕事でパフォーマンスを上げることができるでしょう。
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