【コラム】就活うつを防ぐ -メンタルがボロボロになる前に自分を守る3つのポイント -

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就活中はメンタルが病みやすい理由

「就活うつ」という言葉がありますが、就職活動中は何かとメンタルが病みやすくなります。

その理由は、学生時代に、断られるという経験が非常に少ないからです。

想像してみてください、好きな人に告白して、断れるのは誰にとっても、心が痛いですよね。

就活中は、企業から入社を断られるという経験を何度もします。

何度もお祈りメールや不採用通知が届くたびに「自分は価値が無い人間だ」と考えてしまい、自信が喪失して、抑うつ状態になってしまいます。

これは新卒一括採用という制度の問題もあり、就活中は誰でも経験することです。

では、自分のメンタルを守るために、どの様なことに注意する必要があるのしょうか。

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メンタルが病まないために、心がける3つのこと

1. 自分を責めない、自分のせいにしない

就活はテストや部活とは違います。テストで良い点が取れなかった、部活で活躍できなかったのは、本人の努力不足です。

SPIなどの筆記試験で落ちてしまうのは、十分な対策を怠っていた可能性がありますが、3次面接や最終選考で落ちてしまうのは、あなたが原因ではありません。たまたまその企業と縁がなかったからです。

企業は学生の能力や人物面のほかに、自社の社風(カルチャー)に合うか?という評価基準を設けています。 これは学生側も社風と合うかどうか入社を決める判断としているように、企業側も社風との合致を見極めています。

そのため、残念ながら選考に落ちてしまった場合でも、必要以上に自分を責める必要はありません。

2. 自分の可能性の視野を狭めない

終身雇用や年功序列が実質崩壊している現在でも、知名度が高く、ブランド力のある大企業を志望する学生は多くいます。 しかし、人気なゆえ、採用倍率は高くなり、残念ながら何社受けても内定が取れない学生もいます。

書類選考や1次選考がなかなか突破できない場合は、特定の業界や企業に、応募を集中している可能性があります。このような視野狭窄に陥らないようにするためにも、 大企業ではなく、中堅企業も視野に入れ応募してみる、都内ではなく地方に目を向けてみることをお勧めします。

規模の小さい企業でも早めに内定を獲得することで、心の安定や自信にも繋がり、メンタルを病まないためにも重要なことです。

3. スケジュールに余裕を持つ

就職活動が本格化する3月〜6月頃は、平日は企業説明会や選考、休日は企業分析・筆記試験対策・エントリーシートの作成などで非常に忙しくなります。

さらに授業やゼミの課題、アルバイト等が重なると、心も体も休まることができません。

自分のメンタルを守るためにも、スケジュールに余裕を持ち、週に1日はしっかり休息をとることを心がけてください。

就活を最大限に楽しむ

毎年、就活は苦しいもの、何社もお祈りメールが来て辛いという声をよく聞きます。

しかし、「就活中に彼氏・彼女ができた」、「就活中に新しい友達ができた」、「就活中に色々な企業の内面が観れて勉強になった」と前向きに捉える学生もいます。

就活は人生の中でも、色々な業界の会社や職種をみることができます。これは、一旦社会出て、働き始めると経験できないことです。

就活だけではなく、物事は自分の捉え方次第で、いかようにも解釈できます。

どうせだったら、人生で一度しかない、就職活動を存分に楽しんでみることをお勧めします。