作成日:2018.10.22 更新日:
世の中には、多くの転職エージェントが存在していますが、なぜ無料で転職支援を受けられるのか疑問に思うことはありませんか?
職業安定法により、転職エージェントは、登録者や求職者からお金を取ることができません。
では、転職エージェントはどこから報酬を得ているのでしょか?
実は、登録者(求職者)の入社が決定した場合に、求人企業から決定年収の30%〜35%の報酬を受け取っています。
つまり、登録者の年収が500万円を条件に入社が決定した場合、500万円×30%の150万円が転職エージェントの報酬となります。
転職エージェントは、主に求職者との面談を担当とする「キャリアアドバイザー」と、 企業との選考や雇用条件を調整する「リクルーティングアドバイザー」が存在します。
キャリアアドバイザーは、登録者との初回の面談で、今までの職務経験や希望条件をヒアリングし、希望に合った求人を紹介する役割を担っています。
客観的な視点から、市場価値や今後のキャリアの築き方などをアドバイスしてくれます。
アドバイスの質に関しては、キャリアアドバイザーのスキルや経験によります。
リクルーティングアドバイザーとは、担当企業の求人を扱い、候補者の選定から、候補者の推薦し、選考に進んだ際の面接日程調整、雇用条件の調整、入社までのサポートを行っています。
求人の開拓も同時に行っているため、基本的には営業職となります。毎月のノルマも設定されています。
片面型では、キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーが分かれています。一方、両面型ではキャリアカウンセリングから企業の紹介入社まで、一人のエージェントが キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーを兼務しています。
大手のエージェントのほとんどが、リクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーが分かれています。
コンサルティングやエンジニアなど専門職種に特化したエージェントは、高い専門性が必要になるため、両面型が多い傾向があります。
転職エージェントを活用するメリットを下記記載します。
① 公開していない非公開求人を紹介してくれる
② 自分の市場価値や可能性を客観的な視点からアドバイスしてくれる
③ 面接日程の調整をしてくれる
④ 選考時のアドバイスがもらえる
⑤ 条件交渉(年収、ポジション、入社日)してくれる
基本的には転職エージェントは1つだけではなく、複数(2〜3社)登録することを勧めています。
なぜならば、担当となるCAやRAの力量に大きく依存するため、転職エージェントAでは勧めてもらえない求人が転職エージェントBでは勧めてもらえること が十分にあり得るからです。
総合型のエージェントを1〜2社、特化型のエージェントを1社ほど登録すると良いと思います。
また、今すぐ転職しなくても、自分の職務経歴やスキルから、どのような求人があり、どのようなポジションで転職が可能か、把握することができます。
転職をする際に転職エージェントを使うのは有効な手段です。うまく活用し、転職を成功させましょう。
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