作成日:2022.2.10 更新日:
働いていて、ふと「自分はこのままでいいのかな」「この仕事に一生を費やして大丈夫なのかな」と不安に感じる。そんなこと、皆さんにもあるのではないでしょうか。 でもその悩み、もう既に答えが出ているのかもしれません。
今回は、歴史的な偉人たちが「天職」というものについて語った言葉をご紹介し、そこから「天職」というものについて考えていきたいと思います。___アリストテレス
まずは古代ギリシャの哲学の大家、アリストテレス。これは大変に分かりやすい「天職」の定義ですね。自らの才能をもって、世間のニーズに応えられるような仕事。それがあなたにとっての「天職」というわけです。
___ヘレン・ケラー
___スティーブン・ホーキング
ヘレン・ケラーといえば、目も見えず耳も聞こえない盲ろう者でありながらも世界各地を歴訪し、障害者の教育・福祉の発展に尽くした偉人です。 ホーキングも、天才的な物理学者でありながらも筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症。5年ほどの余命と思われましたが、その後50年以上にわたって研究をこなしたこの現代における偉人中の偉人と言えるでしょう。
ハンデを背負いながらすさまじい功績を上げた彼女らの遺したこの言葉からは、とにかく「目の前の仕事を一生懸命やるんだ!」という気迫のようなものを感じます。 また、「天職はなるものじゃない、気がついたらなっている」というホーキングの言葉にも「天職」についていくらかの手がかりを見いだせそうですね。
___松下幸之助
松下幸之助さんといえば、日本が誇る家電メーカー「パナソニック」の創業者で、一代でパナソニックを作り上げた近代日本の誇る偉人です。貧乏な家庭から自らの才覚や感性を基に成り上がっていった彼の偉業は世の中に莫大な影響を与えました。水道の水のように低価格で良質な家電を世の中に普及させたい、という「水道哲学」は現実のものとなり、現代の我々の生活スタイルは家電なしでは到底立ち行かないでしょう。
そんな彼が遺したこの言葉は、「与えられた仕事にできる限り全力で打ち込む心構えが大事」ということでした。「あの仕事がいいな」「この仕事がいいな」ではなくて、とにかく眼前の仕事に全精力をこめて打ち込む。そういう心構えこそが天職に繋がるということを示唆しているのかもしれません。
これらの言葉から、「天職」というものは仕事に対するスタンスからその正体を掴みうるのかも、と思わされますね。今の「つまらない」「ほんとにこのままでいいの?」と思っているような仕事でも、自らがその仕事をどのように解釈・意味づけるかによって自分のモチベーションは変わってくる。自分が頑張ってその仕事をやっていけるような解釈をすることで、今の仕事が「天職」になりえる、のかもしれません。
4人の偉人たちの「天職」についての名言、いかがだったでしょうか。 これほどまでに様々な時代の偉人たちが「天職」というものについて見解を示している…ということはつまり、「こんな仕事やってていいの?」という悩みは時代や地域を問わない普遍的なものなんですね。
ご紹介した名言を基に、「天職」というものを考えるとすると、今の仕事をできる限り全力で、一生懸命やってみる。自分の能力や自分の中にある色んな価値観や方法論を総動員して、その仕事についての自分なりの意味を見出してみる。もしその過程で自分で納得して、満足し、やりがいを感じられるような意味を発見できたのであれば、その仕事は自分にとっての天職といえるでしょう。
今回ご紹介した名言以外にも沢山の偉人が「天職」についての言葉を述べています。ぜひ皆さんも色々な言葉・考えに触れて、皆さんなりの「天職」の意味を考えてみてくださいね!
最後に、個人的に一番心に響いた名言をご紹介して記事を閉じさせていただきたく思います。ここまで読んでくださってありがとうございました!
___ボブ・マーリー
パーソルキャリア(doda)
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